流産・・・悲しみと向き合うこと【40歳で3人目を妊娠18】

待合室に戻ると上を向いて涙を必死にこらえましたが、先生から言われた言葉が何度も頭の中で繰りかえされていました。

会計を済ませ、車に戻るとまた泣きました。

落ち着いてから携帯を見ると旦那から着信が残っていたのでかけなおしました。

私「もしもし」

旦那「まだ終わってない?大丈夫?」

私「終わった・・・」

旦那「帰ってきてから話す?」

私「・・・・・・うん」

電話を切って時間を見ると13時を過ぎており、会計から1時間ほど経っていることに気づきました。

家に帰りつくとにぃには薬を飲んでお昼寝中でした。

私「赤ちゃんの周りに泡みたいなのがあって、これがあると絶対流産になるって・・・。赤ちゃんの形を成してないって・・・」

泣きながら、つまりながら、流産になってしまうことを話しました。

旦那は私の手を握りながら静かに話を聞いてくれました。

私は過去にも1度流産をしているのですが、よくあることだから心配をかけちゃいけないと思い、またすぐにお腹に戻ってきてくれると信じて供養は行わず、神社へお参りだけしにいきました。

実際、そのすぐ後にいもーとちゃんを妊娠したこともあり、流産のことを思い出すことはありませんでした。

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ですが、いもーとちゃんが1歳になる少し前に『流産してしまった子が産まれていたら男の子だったかな?女の子だったかな?』とふと考えてしまった瞬間がありました。

その後から1人になった時に流産した時の悲しみがよみがえるようになり、『赤ちゃんが1人で寂しい思いをしているかも・・・』と泣いてしまうようになりました。

このままでは駄目だと思い、旦那に供養がしたいと伝えて流産してから2年後に水子供養をしました。

供養をしたことで心がとても軽くなり、悲しみと向き合う事の大切さを知りました。

1度目の流産をした時のことを今まで旦那に詳しく話していませんでしたが、赤ちゃんがトイレで出てしまい流してしまったこと、そしてそれを後悔していることをこの時初めて旦那に話しました。

「先生からはトイレに流すように言われたけど、今回は流したくない。どうすれば良いか今は分からないけど、ちゃんと弔ってあげたい」そう言って泣きながらいつの間にか眠ってしまいました。

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