前回の記事『私の生み分け体験レポ⑥ついに出血・・・そして、流産するまで』の続きです。
今回は流産後に私がかけられた耳を疑うような言葉についての話がメインとなります。
生み分けとは少しそれてしまいますが、宜しければお付き合いください!
赤ちゃんが出てしまったことが分かった私は、夕方に産婦人科を受診しました。
塊が出た感覚がありました・・・
分かりました。じゃあ、見てみましょう。
今回のエコー検査ではモニターに何も映りませんでした・・・。
”流産した”と分かっていても、もしかしたらと心のどこかで期待していたので、胸の奥が悲しみで満たされていきました。
流産してますね。子宮内には残留物もないのでこのまま生理と同じように出血が続くと思いますが、特に処置は必要ありません。
以前、化学流産もしたことがあるのですが、何か原因があるのでしょうか。
(化学流産についてはリンク先のたまひよサイトをご覧ください)
(化学流産についてはリンク先のたまひよサイトをご覧ください)
妊娠は受精卵が着床し胎嚢を確認できて初めて成立します。化学流産は妊娠が成立していないので、流産にはカウントされません。この週数では良くあることで自然淘汰に近いです。1~2回の流産では気にする必要はない、3回以上の流産の場合は不育症などを疑いますが。だから、今回流産してまた流産しないとも言えないし、特に原因がない場合がほとんど。
今回の流産については、子宮内に何も残ってないし、変な言い方ですが、流産は上手にできていますよ。なので、今回の出血が止まり、次の生理が終わったら生み分けを再開していいですよ。
流産に上手も下手もあるのでしょうか・・・。
もしかしたら先生なりの励ましの言葉なのかもしれません。
たった7週の命だったとしても私には愛しい我が子です。その命を失い、泣きはらした目で受診している患者に命を扱う産婦人科医がこんな言葉をかけるなんて・・・。
何とか診察を終え、家に帰りつくと悔しくて、悲しくて、また泣きました。
そして、その週は会社に理由を伝えて休みました。
休みが終わり、出勤すると何も知らない50代の男性社員Aさんからまた胸をえぐられる言葉をかけられました。
そろそろ2人目は考えてるのか?もし、作るならタイミングは会社のことも考えてくれよ。
もうこの時点でアウトな発言ですが、胸をえぐられた発言はこの後です・・・。
実は2人目を妊娠したのですが、先週流産をしてしまい、1週間休ませてもらいました。
(どうせそのうち耳に入るだろうと思い、打ち明けました。)
(どうせそのうち耳に入るだろうと思い、打ち明けました。)
え?そうだったのか・・・。何か原因があったのか?
最初から胎嚢が小さくて流産する可能性が高いと言われてて・・・。なぜそうなってしまったのか原因はわからないんです。何とか無事に育って欲しかったんですけど・・・。
うーん、、、まぁ、異常のある子を無理やりお腹に留めて産んでも障害があるかもしれないし、結果的に良かったんじゃないか?
・・・そうだとしても私は無事に産んであげたかったです。
・・・
Aさん自身も2人の娘を持つ親なのにこんなことを言うなんて・・・。
この発言も、Aさんなりの励ましの言葉だったのかもしれませんが、障害があるかもしれない子を産まなくて良かったと言われたようで私自身に対してだけではなく、全ての障害児やその家族を否定されたようで許せませんでした。
子供を作るということは、障害児が生まれる可能性もあるというのは当たり前のことであり、障害の有無に関わらず”愛しい我が子”なんです。
先生とAさんの言葉は本当に信じがたく、私の胸を深くえぐりました。
流産は体の回復より、心の回復に時間がかかると思います。
表面上は平気なフリをしていますが、心の中はズタズタです。
流産から5年経った今でも流産した月が近づくと、ふっと思い出し、寂しくないかなぁと空に向かって手を合わせ『忘れないからね』と心の中で声をかけています。
ー次回へ続くー
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