にぃには、生後3週間頃からひどい乳児湿疹に悩まされ、荒れた首回りからリンパ液がしみ出て洋服の襟が黄色く染まってしまうほどでした。乳児湿疹のせいでにぃにを人に会わせるのに抵抗があり、にぃにに申し訳ない気持ちと他の赤ちゃんがうらやましくて泣いてしまうこともありました。そんな時に予防接種で訪れたアレルギーを専門に扱う小児科で劇的に乳児湿疹が良くなり、にぃにも私も救われました。今回はその時の体験を記事にしました。
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|1日で顔中が真っ赤に・・・乳児湿疹の始まり
生後3週間頃、午前中におでこにポツポツと赤い湿疹ができているのに気がつきました。
『これが乳児湿疹かな?』と、初めは赤ちゃん特有の湿疹を微笑ましく見つめていました。
ですが、にぃにの乳児湿疹は、日を追うどころかその日の夕方には顔中に広がり、昨日までのすべすべ肌が嘘のようにブツブツで真っ赤になってしまいました。
数日経つと乳児湿疹は赤いブツブツだけではなく、リンパ液がにじみ出て黄色いかさぶたのようなものがへばりつくようになり、洋服の襟はリンパ液で黄色く染まっていました。
顔だけではなく耳もひどくあれ、頭皮はクッキー生地のような塊がべっとりと張り付き始めました。
その頃の写真がこちら↓
私は寝不足にも関わらず、『この子も辛いかもしれない・・。どうしたら良くなるの?私のせい?』と必死になってネットで乳児湿疹の原因や治し方を毎日検索していました。
そんな時に実母が「この子の乳児湿疹は異常だ」と言い放ったのです。
私はにぃにを連れて自室に戻り、ボロボロと泣きました。
実母に悪気はなく、乳児湿疹を心配するあまりに出た言葉だと分かっていましたが、その時は悲しみで胸が埋め尽くされてしまいました。
|「そのうち良くなるよ」と言うけれど・・・
乳児湿疹ができ始めて1週間くらい経ち、産後1か月検診を受けに産院へ行った時に、乳児湿疹について相談をしました。
先生は、「確かに他の子より強くでてるね。でも大丈夫。絶対良くなるから気にしなくていいよ!軟膏だけだしとくね」と励ましてくれました。
数日は軟膏を塗りましたが、良くなる気配がなく、今度は皮膚科へ相談に行きました。
私はネットで見た情報から『もしかしてアトピー?』と思っていたので、そのことも尋ねましたが、先生からは「今の段階ではアトピーかどうかの診断はできない。乳児湿疹は治るから大丈夫。気になるならステロイド剤を出しておくから塗って」と言われました。
ですが、ステロイド剤は旦那に反対され、結局使いませんでした。
子持ちの友人に相談しても「そのうち治るから大丈夫」という返事ばかりで同じように乳児湿疹がひどくて悩んでいる友達はいませんでした。
この”大丈夫”という言葉がこの時の私には辛く、『原因も分からないし、良くならないのに、何で大丈夫って言うの?』と落ち込んだ日々を過ごしていました。
|旦那がやってきて・・・
生後1か月になる頃、旦那が急に赤ちゃんに会いたいと有給をとり、遠方の私の実家へやってくることになりました。
私は旦那が来てくれる喜びよりも、『酷い乳児湿疹に驚くんじゃ・・・』という不安が大きかったです。
ですが私の不安をよそに旦那は「乳児湿疹があってもかわいい」とメロメロで会うなり写真をいっぱい撮っていました。
そのときの一枚がこちら↓
旦那がかわいいと言って愛おしそうに、にぃにを見る姿に私はこんな優しい眼差しでにぃにを見れていないなぁと気が付きました。
『他の子がどうであれ、私がかわいいならそれでいいんだ。もっとこの子に笑顔で接したい』と前向きな気持ちになり、乳児湿疹を気にし過ぎないようになりました。
|アレルギー小児科との運命の出会い
生後1か月半が過ぎたころ、私はにぃにを連れて自宅へ戻りました。
生後2か月から始まる予防接種の予約を自宅の近くにあったアレルギーを専門にしている小児科に予約しました。
この小児科を選んだ理由は、ただ近かったという理由だけでしたが、これが運命の出会いでした!(^^)!
予防接種を終えた後、看護師さんから「何か気になることはありますか」と、問われました。
私は乳児湿疹のことを相談すべきか迷い、『どうせまた”大丈夫”って言われるだろうなぁ。気にしすぎって思われるかも・・・』とチラリと旦那を見ました。
旦那と目が合い、私はつぶやくように「乳児湿疹が・・・」と言いました。
すると、看護師さんが「うん、うん。ちょっとひどくなってるね」と言い、”大丈夫”と言うのではなく、いつから始まったのか、どこに相談し、どんな薬をもらったのかなど詳しく聞いてくれました。
その後、診察室に呼ばれ、小児科医の先生に診察をしてもらいました。
炎症がある時だけではなく、症状がおさまっている時にも定期的にステロイド剤を使用し、副作用を最小限に抑えつつ、再発を予防しながら徐々にステロイド剤の使用を減らしていく方法
- ステロイド剤は怖がって少量しか塗らないと効果が出にくいため、必要な量をしっかり塗る
- 症状が落ち着いてきたらステロイドの使用回数を減らし、悪化したら増やすを繰り返す
- 保湿が重要なのでプロペト(保湿剤)を最低1日4回は全身に塗る
- プロペトを塗った後にステロイド剤を重ね塗りする
- 体は固形石鹸を逆さまにしても落ちないくらいしっかりと泡立ててから洗う
母乳をあげていたため、生後半年頃までは私も卵を食べるのを控えました。
※現在は卵アレルギーはありません。
|乳児湿疹に囚われすぎないで
『水いぼ』って知っていますか? 私は、にぃにが水いぼになってから初めて知ったのですが、ウイルスが原因で引き起こされる皮膚疾患の1つです。ウイルスが毛穴や傷から感染すると皮膚の細胞の中でウイルスが増えて、小さな丸くて光沢のあるいぼとなってあら[…]