『水いぼ』って知っていますか?
私は、にぃにが水いぼになってから初めて知ったのですが、ウイルスが原因で引き起こされる皮膚疾患の1つです。ウイルスが毛穴や傷から感染すると皮膚の細胞の中でウイルスが増えて、小さな丸くて光沢のあるいぼとなってあらわれます。
痛みやかゆみなどがなく、1年くらいで自然に治ることが多く、プールや登園・登校についても規制がないため、そのまま経過観察されることが多い病気です。
わが家も自然に治るならと水いぼを放置したのですが、その結果、にぃには全身に広がってしまい、いもーとちゃんにも感染してしまいました。なので、『水いぼ、どうしようかな・・・』と悩んでいる方へ、ぜひわが家の状況を知って、判断の参考にしてもらえればなと思います!
水いぼの発見
まず、初めて水いぼに気づいたのは2020年1月頃です。にぃにが4歳の頃に右わき腹に3~4個、薄茶色のぽつぽつができました。
『なんだろ?まぁ、そのうち治るかな』と気に留めていなかったのですが、1か月たっても治らなかったのと左の肩甲骨の下にも同じぽつぽつができ、合計8個に増えたのでさすがに変だなと思い、かかりつけの小児科に相談しました。
そして、このぽつぽつの正体が『水いぼ』であることを始めて知りました。
水いぼはアトピーの基礎疾患がある子がかかりやすいらしく、にぃには現在はアトピーの症状はでていませんが、乳児湿疹がひどく生後3か月の頃にアレルギーを専門に扱っているこちらの小児科で『アトピー』と言われました。
いもーとちゃんが産まれてから気づいたのですが、にぃにはいもーとちゃんと比べると明らかに肌が弱いです。
治療方法について
水いぼについて説明を受けたあと、治療については次の3つの選択肢を与えられました。
①自然に治るまで放置。
②ピンセットでつまんで取る
事前に麻酔テープを自宅で貼ってから来院し、ピンセットでつまんで外科的にウイルスを取り除く。
③効果が出るか分からないが漢方のヨクイニンを服用する。
ですが、自分では決めかねて先生に相談しましたが、『水いぼの治療については親の判断に任せます、丸投げです(笑)』と言われてしまい、私は痛みやかゆみがないならいいか、と『自然に治るまで放置』を選びました。
にぃには、感受性が強く、メンタルが弱るとフィジカルに影響が出やすいため、ピンセットでつまんでとるという方法は怖がるだろうというのと麻酔テープの効果が切れた後、痛がるんじゃないかという思いで止めました。
ヨクイニンについても効果がでるか分からないとのことだったので選びませんでした。
私はこの選択を後々、激しく後悔します・・・。
水いぼの広がり・・・
初めて水いぼを発見してからしばらくは8個のまま増えることもなく、水いぼの存在を意識することもなくなっていました。
ところが、2020年11月頃、背中に水いぼがぽつぽつと増えていました。にぃには、生後3か月でアトピーと言われてからずっと小児科で処方してもらい”プロペト”という保湿剤を毎日欠かさず塗っており、見た目には乾燥していませんでしたが、おそらく肌が乾燥したことにより、バリア機能が低下して水いぼの感染が広がったんだと思います。
ピンセットでとるべきか悩みましたが、もうすぐ1年になるし、そろそろ治り始めるかも、、、と思い踏み切れずにいました。
すると、年が明けた2月頃から今度は水いぼが大きくなり始めました。
水いぼの中には白いものが詰まっていて、ネットで調べたところ、この白いものがウイルスとのことでした。
そして、これが治る過程だと書いてあるのを見て、痛みもないし良かったと安心してしまいました。
大きくなった水いぼがいつの間にかつぶれ、次々と他の水いぼも大きくなり始めると一気に水いぼが全身に広がりました。
背中から胸、腕、足、脇、そしておでこにもできてしまいました。
再度、小児科を受診して相談しましたが、『ピンセットで取るかの判断は任せます』と言われ、『ネットに治る過程って書いてあったしな・・・』と思い、ここでもピンセットで取るのはやめてしまいました。
それからは、つぶれた水いぼが治っていきましたが、新しい水いぼができてしまうので、数は減っていきませんでした。
これが私の大きな誤算でした・・・。
私は『治る過程=水いぼができなくなる(完治)』と思っていましたが、ただ単にその水いぼが治るだけで、新たな水いぼができなくなる訳ではなかったのです。
そして4月に入り、これまでは痛くもかゆくもなかった水いぼですが、つぶれた水いぼに細菌が感染し、化膿して赤く腫れあがり、痛みを伴うようになってしまいました。
そのため、化膿した水いぼへ塗るための薬をもらいに小児科を受診しましたが、『水いぼはこんなもんだよ』と一蹴されてしまい、塗り薬は出してもらえなかったので、少しでも早く良くなるようにヨクイニンの処方をお願いしました。
ヨクイニンを飲み始めて1か月くらい経つと、水いぼが赤く腫れて痛みを伴うことは少なくなってきました。
新たな水いぼができるのも少なくなってきたように感じるので、にぃにには効果があったかなと思います。
いもーとちゃんへの感染発覚!そして除去へ!
にぃにの水いぼが少し落ち着いてきたので安心していたら、5月末にいもーとちゃんの左ふとももに水いぼができていました・・・。まぁ、お風呂も一緒に入るし、仕方がないのですが、ショックでした・・・(*_*;
これまでのにぃにの経過を見てきたため、いもーとちゃんは迷わずピンセットで取ることを選び、小児科で麻酔テープをもらいました。
そして、先日取ってきました!
予約時間の1時間前に1㎝角くらいに切った麻酔テープを水いぼに貼っていったのですが、全身をくまなく見ると怪しいのも含めて10個ありました。
病院へ着き、診察を終えると看護師さんがいもーとちゃんを迎えにきました。
いもーとちゃんは嫌がることもなく、素直に看護師さんと手をつないで処置室へ入っていきました。部屋の前で『痛かったらどうしよう・・・』と私はソワソワ。5分くらい経つと看護師さんといもーとちゃんが出てきました。
![](https://kodomoto-issyoni.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![](https://kodomoto-issyoni.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![](https://kodomoto-issyoni.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
私の後悔と過去の私に伝えたいこと
私は水いぼがまだ8個しかなかった時、背中に広がり始めた時、に水いぼを取らなかったことを激しく後悔しています。
治療方法は”親に任せる”としても、これは治っていく兆候なのか、さらに広がる可能性はあるのかなど、ネットの情報だけではなく、実際に症状をみた小児科の先生へもっと質問するべきだったと反省しています。
『私が判断しなきゃ』と思うあまり、疑問に思ったことを聞けずにいました。
また、水いぼを知った時の過去の私には、『水いぼは痛くもかゆくもない』けど、『水いぼが細菌感染するとすっごく痛い』ということと、兄妹への感染のリスクも考えて!と伝えたいです。
痛くもかゆくもないならいいかと『自然に治るまで放置』を選択しましたが、いもーとちゃんへ感染するかもということを考えていなかったことと、水いぼから膿が出てきた時に、にぃにが何をしていても痛いと言ってとってもかわいそうでした。
しかも、この時小児科では化膿止めの薬を出してもらえなかったので、今思うと皮膚科に相談に行っても良かったなと反省しています。
まだ、水いぼ治療は続いているので、これからも経過を書いていこうと思いますが、私のように水いぼ治療で後悔して欲しくないと思い記事にしました。
決してピンセットで取ることを勧めて訳ではなく、こうなるリスクがあるという事を最初に知っていたら治療の仕方が変わっていたかも・・・という私の後悔から水いぼ治療に悩んでいる方に知って欲しいと思っています。
より良い治療につながりますように☆
4歳の時にできたにぃにの水いぼ。痛くもかゆくもないと言われ自然に治るのを選択しましたが、全身に広がり、細菌感染をおこして痛みをともなうように・・・(こちらの記事参照)。その後、いもーとちゃんへも感染していまい、いもーとちゃんは6月末にピンセ[…]