子宮口全開するも赤ちゃんが降りてこない!再び帝王切開の危機にお尻猛プッシュ!!【激痛だった無痛分娩出産レポ7】

前回記事、【激痛だった無痛分娩出産レポ6  追加される麻酔、増し続ける痛みに耐え、ついに子宮口全開!そして神降臨!!の続きです。

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【2日目午後5時過ぎ(最初の陣痛促進剤を開始して約29時間経過)】

子宮口が全開してから1時間近く、中々降りてこない赤ちゃんを少しでも降ろすために、陣痛の度にいきんでいましたが、効果はありませんでした。

夜間担当のスタッフさんが現れ、日中に担当してくださっていたスタッフさんと引継ぎを始めました。

この夜間担当のスタッフさんが私のお産を助けてくれるとなります。

スタッフさんたちはお腹の中の赤ちゃんの向きを気にしているようで、代わるがわる子宮口から手を入れて、「これが○○だから、赤ちゃんの向きはこっちじゃない?」「いや、■■がここだから、こっちだよ。あれ?違うかな?」といったやり取りを何往復かしていたのですが、、、

これ、めちゃくちゃ激痛でしたっっっ!!!

陣痛がこないと向きが確認できないようで、「あ~、陣痛終わっちゃった。次の陣痛待つね~。」と言いながら、ただでさえ陣痛で苦しんでいる時に手を入れられる苦痛・・・

そして、最終結論が・・・

「う~ん、分かんないね!」

って感じで終わりました・・・(T_T)

恐らくですが、赤ちゃんが中々降りてこないので回旋異常(かいせんいじょう)を疑われていたのだと思います。

※赤ちゃんは産道を通るときに、上手に体の向きを変えながらママの骨盤内に降りてきます。この動きを「回旋」といいます。

回旋異常とは、赤ちゃんが降りてくるときに正常な回旋ができず、うまく産道を通れないために分娩が難しくなってしまう状態のことをいいます。
引用元:こそだてハック

そして、交替した夜間勤務のスタッフさんが私のいきみ方を確認して、

「こっち(お尻の穴)に力を入れて!股の方じゃないよ、こっち!こっち!」
「うんちする時の様に力を入れて!違う!股の方じゃなくてこっち!」
「うんち出そうとして!まだ違う!うんちだよ、うんち!」

と言いながら、お尻を猛プッシュしてくれました^^;

私も頭の中で『うんち、うんち、うんち』と連呼しながらいきみましたが、どうしても股の方へ力が入っているらしく、なかなか上手くいきめませんでした。

すると、スタッフさんが私のベットの背もたれを起こし、ボートをこぐような姿勢にしてくれました。両手でベットの手すりを掴み、思いっきりいきむと、、、

スタッフさん「そうそうそう!お尻にきたよ!ボートをこぐような姿勢でぐっと踏ん張って!上手!」

とやっとほめてもらえました^^;

スタッフさん「今のままだと帝王切開になるから少しでも赤ちゃん降ろそう!

そう励まされましたが、正直、『痛い思いをして頑張ったけど、赤ちゃんが無事に産まれてくるなら帝王切開でもいい。とにかくこの痛みから解放されたい・・・』という思いがありました。

その時、お腹の中の赤ちゃんがぐっと私の肋骨を蹴り上げました。

『そうだった・・・。頑張ってるのは私だけじゃない、この子も頑張ってるんだ。』

と気づき、お腹の中の赤ちゃんと一緒に頑張るつもりで力を振り絞りいきみ続けました。

【2日目午後6時頃(最初の陣痛促進剤を開始して約30時間経過)】

ボートをこぐように30分ほどいきみ続けていましたが、体中が痛く、頭もぼーっとし始め、陣痛がよく分からないような感覚に襲われ始めました。

私「陣痛が分かりません・・・。」

スタッフさん「これだって思わない時はいきまなくて大丈夫。ゆっくり呼吸して休んで。」

そう言われてから(・・・これ陣痛?・・・分からない時はいきまなくて大丈夫。)と思えるようになり、これだ!と思う以外は休むように心がけました。

この辺りくらいから徐々にスタッフさんの出入りが多くなり、先生が現れました。

先生「ちょっと確認するね・・・。うーん、微妙だね。手術室で最終判断するから準備して!○○さん(私)、帝王切開になるか経膣分娩できるか微妙なところです。これから手術室に移動して、経膣分娩できるよう全員で頑張ってみよう!難しければ、帝王切開にすぐ切り替えるね!」

“ボートこぎいきみ”のお陰で赤ちゃんは少し降りてきていたようで、すぐに帝王切開という判断にはならず、手術室で最終判断されることになりました。

周りは一気に緊迫した雰囲気になり、たくさんのスタッフがベットの周りを取り囲み忙しく動いていました。

先生は麻酔をすると足早に去っていきました。

そして私はいよいよ手術室へ運ばれます・・・。

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